’10年10月3日の中間平

Posted by 森の父さん on 10月 3rd, 2010

 天気予報では一日曇りでしたので、期待はしない朝でした。しかし、思いのほか光があったので、いそいそと中間平にお出かけです。
 さすがに渡りの観察に来ている人もめっきりと減りました。数人です。
 
07:40 調査開始。昨日よりはよっぽどよい天気。雲は多いものの、思ったより青空が見えました。
07:58 北方向、あまり遠くない所にチゴハヤブサがしばらく舞ってくれた。餌でも探していたのでしょうか。
08:17 南鉄塔の方でノスリが舞う。
08:27 東の採石場の方向でトビが舞う。
08:42 北方向でノスリが帆翔上昇。高く上がって、一気に南に。ノスリの渡り。
09:01 北方向にサシバ1羽。帆翔上昇後、南へ。
10:20 北東、寄居町方向上空にハチクマ1羽上昇。その時、ハヤブサが近くを西から東へ飛ぶ。ハチクマは上昇後、南へ。
10:50 南東鉄塔近くをハイタカsp1羽低く飛ぶ。
11:47 北展望塔上空にオオタカ成鳥1羽。真上を通って南へ飛ぶ。
12:00 お昼のサイレンとともに頭上を南から北にミサゴが飛ぶ。魚を持っていた。しかも飛びながらそれを突っつくようなそぶり。近かったのでかなり興奮もの。
12::16 そろそろ引き揚げようかとしている時に、北よりオオタカ幼鳥1羽が頭上を通って南へ飛んだ。
12:20 雲が広がってきたので、調査終了。
 
 今日もサシバ・ハチクマは殆んど出てくれませんでしたが、チゴハヤブサやオオタカ成鳥・幼鳥やミサゴが近くを飛んでくれたのでかなり面白かったです。特にミサゴは興奮ものでした。こんなに近くを飛んでくれるのはおそらく人が少なかったからだろうと思います。
 そういう意味ではやはりシーズン本番の時は人も多いので写真を撮るには難しいのかと考える今日この頃です。
 それと、中間平の凄いところである、一日で見られれる猛禽の種類の多さを、今日もいかんなく発揮してくれました。ハイタカspを除いても8種類の猛禽が見られました。
 
確認した鳥
サシバ 1
ハチクマ 1
オオタカ(成鳥・幼鳥) ハイタカsp ノスリ トビ ミサゴ ハヤブサ チゴハヤブサ
アカゲラ ガビチョウ モズ カケス ツバメ メジロ コゲラ ヒヨドリ(集団で渡り風あり) ホオジロ キジ キジバト ハシブトガラス
 
 写真はどれも露出が適正でなくシルエットになってしまい残念です。ま、私の腕ではこんなものです。
 
チゴハヤブサ

 
オオタカ成鳥

 
オオタカ幼鳥

 
ミサゴ

 
掴んだ魚を突っついている風に見えるミサゴ

 

8 Responses

  1. コロン Says:

    おはようございます。いつもこちらで猛禽類を堪能させていただいてます。

    ところでお父様に2回目の質問をさせていただきます。タカとワシはどこで区別するのでしょうか?それから鷹匠は存在しますがワシ匠は聞いたことがありません。鷹のほうが狩りの能力は優れているのでしょうか?

  2. 森の父さん Says:

     コロンさん、こんにちは。
     
     タカとワシの違いの件ですが、現在は殆んど区別をしていません。漠然と大きなものをワシといい、中くらい以下のものをタカと言っているようです。科で言うと、どちらも「タカ科(昔はワシタカ科といった)」に属しています。もう一つ、タカ斑(ふ)という、羽根に横線模様があるものをタカと言い習わされているようです。大きさではクマタカなどはワシといってもよさそうですし。それよりも小さなカンムリワシにはタカ斑があります。ですから、区別はないと思っていただいて結構だと思います。
    ちなみに「ワシタカ類」やただ「ワシタカ」という時はハヤブサの仲間も入れる事が多いようです。また猛禽類とも言いますが、これにはフクロウの仲間が入ります。いづれも学術的なものではありません。便宜上の言いならわしです。
     
     もう一つの質問、「鷹匠」はあるのに「ワシ匠」はないのかとの事ですが。日本ではタカ狩りに使われるタカは殆んどがオオタカで、これは大名などが盛んに使ったようです。また、マタギなどはクマタカを使って狩りをしていたそうです。この二つが日本のタカ狩りの殆んどだと思います。ですので、日本語には「タカ狩り」の「鷹匠」はありますが「ワシ匠」という言葉はありません。しかし世界を見るとワシを使っている所もあるようです。中央アジアではイヌワシを使って狩りをしています。ですから、タカを使った狩りしかない日本では「ワシ狩り」や「ワシ匠」という言葉は無いというだけの事だと思います。
     
     こんな答えでいいでしょうか。

  3. コロン Says:

    納得のいくお答えありがとうございました。ガッテン!でした。

    画像掲示板のほうでいつもお父様はお返しの画像を載せていますね。 今回の私のお返しは駄作の短歌です。(これまた始めたばかりなのでご勘弁を)
    「徳良湖の岸辺に憩う白鳥が
    羽を広げぬ冬を待つごと」

    又質問させていただきます。
    そのときはどうぞ宜しくお願いいたします。

  4. 森の父さん Says:

    コロンさん、ガッテンしていただきありがとうございます。

    歌心の無い父さんには、短歌や俳句をよむ人が凄い人に思えます。
    徳良湖には、毎年沢山のハクチョウが訪れるのですね。そういえばどこかの湖にはハクチョウの第一陣が来たとニュースでやっていました。
    すぐ、冬鳥の季節になりますね。

  5. すみとち Says:

    今晩は。昨日の中間平は種類が賑やかだったようですね。ミサゴの魚掴み飛び、見たかったです。今年は春先の失望感(櫛引の巣の消滅、神社のオオタカの営巣失敗)が尾をひいたのか猛禽にあまり近寄らない(巣とかではなく)シーズンでした。
     コハクチョウの記事、Internetで読みました。いよいよ冬鳥の季節ですね。

  6. 森の父さん Says:

    すみとちさん、こんばんは。返事遅れました。
    そうですね。今年はタカについて無い年かもしれませんね。しかし、まだ今年も残っています。中間平ではなく、どこかでホークウォッチングしましょう。
    今度の休みまでは中間平に行くつもりですので、よろしかったら・・・・。

  7. コロン Says:

    こんにちは。思い出したことがありメールいたしました。先日お父様が「世界を見るとワシを使っているところもあるようです」と書いておられましたね。私の大好きな場所、掛川花鳥園でハクトウワシのショーが行われていました!(残念ながら私はこのショーは見ることが出来ずじまいでした)
    そのハクトウワシを操っていた方がイギリス人のギャリーさんでした。イギリスにはワシのショーがあるとお話していた気がします。
    じまさんにもお話しましたが本当に掛川花鳥園は鳥好きにはたまらない場所です。
    余談ですが、私の町内会に「蕎麦うちの会」というのがあります。月1回の活動のようですが。

  8. 森の父さん Says:

    コロンさん、こんばんは。
    ハクトウワシのショーというのはどんなショーなのでしょう。狩りをする様子を見せるのでしょうか。

    父さんは「蕎麦うちの会」で打った蕎麦を食べる係になりたい。

コメントをお待ちしています




コメント

>>>