春の花の続きです。
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レンゲ
レンゲの説明は不要ですね。
この花には何故郷愁があるのでしょう。レンゲ畑を見つけると、何故か涙が出るくらい懐かしく感じてしまいます。
正確には野生の花ではないので、ここに入れるべきではなかったかもしれませんが、やはりいれずにはいられませんでした。
レンゲのアップ。
レンゲ畑のような群落もいいですが、一つの花もなかなか素敵です。
エゾタンポポ
エゾタンポポは在来のタンポポの一つです。セイヨウタンポポ全盛ですが、春の時期釜伏山体ではエゾタンポポをよく見かけます。カントウタンポポもあるのですが、エゾタンポポの方が多いようです。
春の道端で、まだ背の低いタンポポがかたまって咲いていたりすると、なんだかこちらも楽しくなってきますね。タンポポは春の喜びを表現してくれているようです。
エゾタンポポの横からのアングル。
セイヨウタンポポとの区別点はこの額のような総苞が開いていないところです。
ハナダイコン
ハナダイコンは大根と同じくアブラナ科の花です。背丈は50cm前後までなります。道端に多く、群生もします。
なんだか頼りない花ですが、この色は癒し系ですね。
ハナダイコンはオオアラセイトウ・ショカツサイ・ムラサキハナナと沢山の名前を持っています。分かりにくいので統一してくれとの意見もございましょうが、そんな花があってもまた面白いと私は思っています。
このように群生しているのは見事です。
ハルジオン
ハルジオンはご存知キク科の花です。背丈は6・70cmくらいになるでしょうか。
背丈が高い分、他の春の花よりは幾分花の時期が遅いようです。
花色はこのようにピンクの濃いものから白っぽいものまであるようです。
日本人は菊が好きですし、ハルジオンは優しげな花なので結構人気がありますね。
似たものにヒメジョオンがありますが、こちらはハルジオンより遅れて初夏から咲き出します。
咲く時期が幾分重なりますので、その区別点を。
この写真のように蕾の時期に垂れ下がっているのはハルジオンです。また葉の付け根が少し茎を巻いているのはハルジオン。決定的なのは茎を折ってみるとわかるのですが、中が中空なのがハルジオン。詰まっているのがヒメジョオンです。
マムシグサ
マムシグサはミズバショウなどと同じサトイモ科の植物です。マムシグサの仲間は結構多くて、それぞれ少しずつ違うようです。背丈は50~100cmくらいまでなるようです。
釜伏山体では他にミミガタテンナンショウが見られます。
それにしても怖い名前ですね。
ササバギンラン
ササバギンランは蘭の仲間です。背丈は15~30cmくらいです。
キンランという黄色い花を咲かせる蘭と対になって、白い花なのでギンランとついています。ギンランもこの辺りに少数ありますが、写真がありません申し訳ない。そのギンランより葉が細長いのでササバとついています。
キンランもギンランもササバギンランもどれも非常に少なくなってしまいました。
クサイチゴ
クサイチゴはバラ科の植物です。これでもれっきとした木です。木苺の一種ということです。
地面近くを他の植物に寄りかかりながら伸びています。棘があるのでご用心。
花は結構大きく、バラにも見えるしイチゴにも見えます。
実は食べられるのですが、ちょっと甘ったるいだけであまりいい味ではありません。木苺ではモミジイチゴが美味しいですね。
クサイチゴ