ここには、冬に中間平周辺で見られる冬鳥、または山から下りてくる鳥を載せておきます。残念ながら、秋の渡りのシーズンにはまだ来ていません。
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ヒガラ
スズメよりも小さく、カラ類の中でも一番小さな鳥です。喉から胸にかけても3角形の前垂れが特徴です。
この鳥は中間平よりもっと高い所で繁殖しています。中間平周辺には冬になると少数が下りてきます。ここではヒガラだけの集団はほとんどないと思います。他のカラ類に混じって何匹かいる状態です。ですので、なかなかお目にかかれません。
アオジ
アオジはスズメより気持ち大きい小鳥です。背中はスズメのようなまだらな茶色。頭から頬にかけては灰緑色。下面は黄緑で脇に縦班がある。
もう少し高い山で繁殖し、冬になると平地まで下りてきます。中間平でも冬になると見られます。ただし、藪にいることが多く、はっきりと姿を見せてくれることは少ないようです。
ウソ
スズメより少し大きな小鳥。雄の体は灰色。翼は黒っぽく、白い班が入っている。頭は目の部分まで黒く、頬から顎にかけて赤く特徴的です。この部分の範囲には個体差が多いようです。
嘴は短くガッチリしている。
繁殖は高い山、冬には平地まで下りてきます。中間平でも冬にしか見られません。冬にサクラの花芽を食べるので、各地で厄介者扱いされますが、それは人間の都合です。
こちらがウソの雌です。
体は褐色で、頬から顎の赤がないのが雄との違いです。
例の如く、サクラの花芽を食べています。
ルリビタキ
大きさはスズメ大。雄の背中側は綺麗なブルー。腹側は白く脇が橙色です。
ルリビタキも高い山で繁殖し、冬に下界に降りてきます。中間平周辺でも冬になると見られます。藪と少し開けた所が隣接している所によくいます。
かなり綺麗な鳥なので、人気者です。
こちらがルリビタキの雌です。
雌は地味な茶色をしていますね。でも尾のブルーと腹脇のオレンジが特徴で、ジョウビタキの雌などと区別できます。
ジョウビタキ
ジョウビタキはスズメ大の小鳥です。オスは綺麗な銀髪をしているのが大きな特徴です。背側は黒く、翼に白い大きな班があります。腹側はくすんだオレンジ色です。目から顎にかけては黒です。
「カチカチ」と小さく石を叩いているような地鳴きをするので、冬でもよくわかります。
樺太などで繁殖するため、中間平周辺では冬鳥です。
こちらが、ジョウビタキの雌です。雌の背中側は明るい褐色でルリビタキの雌に似ています。翼の白い班は雄と同じようにありますので、区別点になります。
シメ
シメはスズメより大きいですがムクドリほど大きくはありません。ずんぐりした小鳥です。全体に明るい褐色ですが、翼に白い太班が2本入っていて、飛ぶとよくわかります。イカルに似て嘴が太く、特徴的です。
北海道や東北では繁殖しているようですが、こちらでは冬鳥です。中間平周辺でも秋の終わりごろから見られます。
カシラダカ
カシラダカはホオジロによく似たスズメ大の小鳥です。名の通りよく冠羽を立てるます。ホオジロとの区別点は腹側が白く脇に縦班があります。また、耳羽の肩に近い部分に小さな白い点があるのも特徴です。
カシラダカも北で繁殖し、冬にやってきます。中間平周辺でも冬鳥です。集団でいることが多く、地上で餌を探していることが多いです。年によって数がかなり違うようです。
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ツグミ
ツグミはヒヨドリよりは小さいムクドリ大の鳥です。背中側は暗い茶色。腹側は白に黒い三日月型の班が沢山並んでいます。白い美班があります。
ツグミも北で繁殖するため、中間平周辺でも冬鳥です。渡ってきたばかりの時は山の方にいて、次第に平地に下りてきます。