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中間平に向かう時、平地から山に入って二曲がりほどするとこんな看板に出会います。『サンショウウオの里 中里生物研究所』です。
これはちょっと気になりますね。しかし、全くの個人のもののようですので、勝手に入ってはまずいようです。誰かがいるようでしたら、断って見せてもらいましょう。
実は私も春先に鳥や花を追いかけて、丘陵地や山に入った時、サンショウウオの卵塊を見つけるのを楽しみにしているのです。見つけるとなんだか得した気分になります。
中里先生はどうやら高校の先生をされていたようで、その頃からサンショウウオを研究していたようです。定年になってから、ここにサンショウウオの里を作られたようです。
サンショウウオについては何も知らないので、ちょっとネットで調べようとしました。そしたら驚きました。結構サンショウウオ好きがいるのです。オオサンショウウオなら興味のある人も多いだろうが、普通のサンショウウオでは・・・・と考えていましたから。
ここで驚いていてはサンショウウオ好きに怒られますね。お前だって鳥が好き花が好きなんだろ、何でサンショウウオを差別するんだと。確かにその通り。反省。
調べてみると、その種類の多さにびっくり。そして案の定生息環境の悪化から数を減らしているようです。これは誰かが生息環境の調査や飼育の仕方などを早急にやっておかないといけないと痛感しました。トキを例に出すまでも無いでしょうが、手遅れにならないうちに。
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サンショウウオの里の敷地内には沢山の小さな池が段々畑状に作られています。左の写真もその一つです。蓮や菱が浮かんでいました。
サンショウウオの里の中にもう一つサンショウウオの里。左の写真。
イモリの里もありました。お仲間ですから。
こんな立派な建物もあります。
ちょうど中里先生がいらっしゃいましたので、お願いして中を見させていただきました。
中ではサンショウウオが飼育されています。サンショウウオの資料や標本も並べられています。
沢山の水槽にはサンショウウオだけではなくイモリなども飼育されていました。
どれも落葉がいっぱい入れられ、そんな中からサンショウウオを見つけ出すのは大変なようでした。でも成体を見つけ出していただき、写真を撮らせていただきました。
これがそのトウキョウサンショウウオです。
トウキョウサンショウウオの顔のアップです。目がクリッとして、けっこう可愛い顔をしています。大きさは10cm強ありました。この個体はオスだそうです。
こちらはこの年産まれのサンショウウオ。でももうエラは無いので成体といっていいのでしょう。
部屋の中はこんな感じです。こんな水槽やもっと大きな水槽が所狭しとおいてありました。
サンショウウオの卵嚢。おそらくトウキョウサンショウウオのもの。
これはこの「サンショウウオの里」で撮ったものではありません。でもそれ程離れていない所で写したものです。
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サンショウウオの幼生です。
ある小学校で、卵から孵ったものを写させてもらいました。