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チョウゲンボウはハト大のタカです。尾が長いのでハトよりも大きく見えるかもしれません。
チョウゲンボウは全体的には茶色の鳥です。
雄は頭部が灰色。尾の上面も灰色です。雌は頭部も尾も茶色で尾には黒い横班があります。
雄を下から見ると胸に縦班があり、腹から足の付け根の辺りはかなり赤みがかっていることが多いようです。胸から腹にかけて全体が赤みを持ったものもいるようです。雌は白っぽい腹面にやはり縦班があります。
雄雌とも長い尾の先端に太い横班が一本あります。雄は、その内側は細い横班がありますが目立ちません。雌は細い横班が何本も走っているのがはっきりとしています。
とまっていると、尾が長いため、たたまれた翼より出ています。
翼を器用にはばたかせながら、ホバリングをして餌を探します。餌は小鳥やネズミなどのほか、カエルや大きめの虫なども獲るようです。
生息場所は開けた田畑や空き地や河川敷の広がった場所です。
中間平は山なので、チョウゲンボウの生息には適していません。そのためここで見られるチョウゲンボウも移動の途中のものが見られるのだと思います。そのため数も多くありません。
埼玉県の平野部ではかなり繁殖しているようです。それらの巣はどうやら人工物が多いようで、筆者も知っている限り、橋げたや大きな建物や送電線の鉄塔などばかりです。
右上の写真は雄です。足の付け根の辺りが赤みがかっているのがわかるでしょうか。尾に横班が見えますが、これは透けているためによく見えますが、条件次第ではこれはほとんど見えません。
~ 参考文献 「図鑑 日本のワシタカ類」 文一総合出版 ~
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真下からのアングル。これも雄です。
翼の先はハヤブサほど尖ってはいません。
こちらは雌だと思います。頭の色がハッキリしませんが、腹面に赤みがありません。
或は若い固体かも知れません。
繁殖前期、オスからのプレゼントを貰ったチョウゲンボウの雌です。
頭の茶色がよくわかると思います。
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ホバリングをするチョウゲンボウ。