このページには秋、サシバやハチクマの渡りを見に行った時に見られる鳥を載せておきます。南に渡っていく鳥もいれば、山から下りてくる鳥もいます。
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カケス
大きさはハト大ですが、ハトよりもほっそりしています。全体に褐色をしていますが翼や尾は黒く、翼を広げると白い部分も見られます。顔は黒く悪役顔。喉は白いです。特徴は胡麻塩頭と羽の一部の綺麗なブルーです。
カケスはこの時期になると山から下りてきて、中間平の辺りも移動途中のものがよく見られます。
ドングリをくわえて飛ぶカケス。
中間平では真横や下を通るカケスが見られ、写真にも撮れます。これも中間平で撮ったものです。かなり遠かったですが。
イカル
イカルはスズメより大きくムクドリくらいの大きさの鳥です。色は全体的に灰色ですが、頭上、目から上は黒。尾と翼も黒。ただ翼の一部に白い部分があります。最大の特徴は大きくて頑丈そうな黄色い嘴です。
中間平周辺ではおそらく繁殖していないと思いますが、この秋の時期に集団で山から下りてきます。パチパチと近くのエノキの実(種)をついばむ音がします。
このように集団で飛ぶ姿も見られます。
ハリオアマツバメ
アマツバメの仲間はツバメとついていますが、ツバメの仲間ではありません。
ハリオアマツバメはアマツバメに似ていますが、アマツバメのように尾が二つに割れていません。また下尾筒が白いのもアマツバメとの区別点です。
中間平ではこの2種とも確認していますが、残念ながらアマツバメの写真は持っていません。
ツバメ
ツバメの解説は必要ありませんね。ではこの写真の説明をします。
これは中間平の展望テラスから撮ったものです。といっても秋ではなく、7月のはじめです。まだ巣立ったばかりの雛鳥が展望テラス裏の道沿いに張られた電線にとまって餌をもらっているところです。風のある日で、親はその風に乗ってホバリングをしながらの給餌でした。後の二羽も口を開けているのがなんともユーモラスでした。
イワツバメ
ツバメより少し小さく、燕尾も短い。腹面は一様に白。上面の腰の白いのが特徴です。
秋の中間平ではツバメのほか、このイワツバメとショウドウツバメが見られます。近くの山でコシアカツバメも見ていますので、中間平でも見られる可能性は高いと思われます。
中間平のある寄居町の街中では特定の場所で繁殖しています。
エゾビタキ
サメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキは、どれも背面や羽は灰褐色の目立たない色をしていますが、目はクリッとしていてとても可愛い鳥です。結構人気もあります。
エゾビタキの特徴は写真にも出ていますが胸の縦班です。これが他2種との区別点となります。
サシバの渡りを見に行って、サメビタキやコサメビタキや、このエゾビタキを見ると得した気分になります。
この近くでの繁殖は、3種の中でコサメビタキが巣を作るところまでは見たことがあります。その後失敗しましたが。
ノビタキ
ノビタキの雄は顔も頭も黒く、羽のつけ根あたりに白い線が入るのが特徴です。
しかし、秋の渡りの途中に見るノビタキはこの夏羽から冬羽に変わる時期で、その途中のものが多いようです。この写真もそんな途中のものか、或はすでに冬羽なのかもしれません。